1973年 デューク・ジョーダンの久しぶりの録音

「FLIGHT TO DENMARK」がデンマークの

Steeple Chase(スティープルチェイス)から発売された、

雪の中でのジョーダンの立ち姿が、印象的なアルバムで

このジャケットにピンとくるものを感じて、さらに

大好きな曲ばかりと、当時国内で発売されない時に

輸入盤で購入したが、誰も知らないアルバムを所有した事で

自慢のコレクションとなった。

その後、当然ながら国内盤も販売され、行きつけのJAZZ喫茶でも

購入、頻繁にお店でも聴けるようになった。

その数年後にデューク・ジョーダンが一人で来日しており、日本人の

メンバーとライブを行ったが、ここ静岡では小さなお店での

ライブとなり、家族で聴きに行った、当時子供は

小学生だったが、今は2児の母親に。

そのお店は静岡でも老舗の喫茶店で、若い方に代替わりの時で

オーディオは当時高値の華だったJBLのスタジオモニター

スピーカー4344か4343で、ブルーバッフルのスピーカーの憧れのモノ!

サラリーマンではとても買える代物ではなかった事を記憶している。

肝心の演奏は急ごしらえで、グループとしてのまとまりは望むべき

事ではないが、ジョーダンの演奏は「No Problem 」など、レコードで

聴いた馴染みの曲を演奏、レコード通りの哀愁をおびた演奏だったと

記憶の中に・・・・

遥か昔のクリスマスイブでの事だったが、月日は流れても

その時の事は不思議と忘れずに心の中に残る。


紹介するアルバムは全曲素晴らしく、A・B面通しで何度も聴くが、ドラムが

控えめ過ぎるが、これは録音エンジニアorプロデューサー、はたまた

演奏者の考えか??

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映画「危険の関係」テーマ曲に使われた印象的な曲から始まる、アルバムは素晴らしい。

他の曲もスタンダードやJAZZの名曲ありで、雪の中での素晴らしい

ジャケットと共に、買って損はないアルバムというか、持っていない

JAZZファンがいたら、ライブラリーに加えて下さい。


当時ステイープル・チェースレーベルは、ジャッキー・マクリーンや

ケニー・ドリュー、デクスター・ゴードンなどのアルバム作りで

一躍JAZZ  レーベルの地位を築いた、ジャズマンによっては、ヨーロッパでの

暖かい出迎えかのせいか、居心地の良さでそのまま、残った方も

いたようだが、アメリカでは超一流以外は飯が食えないので、ジャズマンによっては

ホテルのドアマンや、タクシーの運転手をやった方もいたようで、今回の

ジョーダンも副業というか、それで生活するしかなかったようだ、アメリカの

ショービジネスの世界は厳しいようだ。



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